古い社名から現在の確認先をたどる
社名が変わっても、契約が現在販売中の商品へ置き換わったわけではありません。保険証券または契約現況の案内から、加入中の契約を特定します。
- ナショナーレ・ネーデルランデン生命1986年に日本支店が営業開始、1995年に日本法人が営業開始
- アイエヌジー生命(ING生命)1997年1月に商号を変更
- エヌエヌ生命2015年4月に現在の社名へ変更
エヌエヌ生命は、2015年の社名変更による契約内容の変更や、新たな手続きはないと案内しています。加入内容の変更とは分けて考えてください。
社名変更で変わったこと・変わらなかったこと
エヌエヌ生命の公式発表によると、アイエヌジー生命保険株式会社は2015年4月1日にエヌエヌ生命保険株式会社へ社名を変更しました。これは商号の変更であり、それだけを理由に保障内容、保険料、受取人などが変わったわけではありません。
一方、住所変更、名義変更、保障の減額、解約、保険金・給付金の請求などは、現在の窓口で行います。古い資料に記載された電話番号をそのまま使わず、エヌエヌ生命の手続き案内から最新の方法を確認してください。
| 確認するもの | 見るポイント | 注意点 |
|---|---|---|
| 保険証券 | 証券番号、契約者、被保険者、受取人、保険種類、保障額。 | 旧社名・旧住所・旧電話番号が記載されている場合があります。 |
| 契約内容のお知らせ | 現在の社名、保障額、保険期間、払込期間、保険料、特約。 | 一番新しい「ご契約現況のご案内」を優先します。 |
| 社名変更通知 | アイエヌジー生命からエヌエヌ生命への変更日、現在の問い合わせ方法。 | 社名変更だけで契約内容が変わったと解釈しないようにします。 |
| 販売時の資料 | 商品説明書、契約概要、注意喚起情報、募集代理店。 | 販売窓口と現在の契約管理窓口が異なる場合があります。 |
契約内容で確認したいこと
古い契約は、現在販売されている保険と保障内容、保険料、解約返戻金、特約、支払条件が異なることがあります。法人保険や経営者向け保険の場合は、個人契約とは確認点が異なるため、契約者、被保険者、受取人、経理処理、税務上の扱いも分けて確認します。
- 主契約と特約、保障額、保険期間、払込期間
- 契約者が個人か法人か、被保険者と受取人が誰か
- 死亡保険金、医療給付金、年金、満期保険金などの支払条件
- 解約返戻金、減額、払済保険、特約解約の可否
- 免責、給付・保険金の支払対象外になるケース
- 解約時、満期時、年金受取時、死亡保険金受取時の税金
変額保険・変額年金は運用状況も確認する
旧ING生命の契約には、変額保険や変額年金保険が含まれる場合があります。これらは特別勘定の運用実績によって積立金や解約返戻金などが変動し、払込保険料を下回る可能性があります。死亡保障に最低保証があっても、解約返戻金や年金原資まで同じ条件で保証されるとは限りません。
エヌエヌ生命は、契約内容照会で変額保険・変額年金保険の特別勘定の運用状況も確認できると案内しています。解約やスイッチングを決める前に、現在の積立金、最低保証の対象、手数料、税金、受取時期を契約ごとに確認してください。
個人保障は公的保障、法人契約は加入目的を確認する
個人の死亡保障を考える場合は遺族年金、病気やけがへの備えは公的医療保険や高額療養費制度、働けない期間の備えは傷病手当金や障害年金を確認します。法人契約の場合でも、役員や従業員の公的保障、就業規則、退職金規程、事業保障の目的を分けて確認することが大切です。
制度や税務の扱いは変わるため、最新情報は金融庁 公的保険ポータル、金融庁 保険を契約している方へ、国税庁で確認してください。
変更・解約・請求の前のチェックリスト
- 生命保険協会の会員会社一覧と新旧社名一覧を確認した
- エヌエヌ生命の会社情報で社名変更の流れを確認した
- 保険証券番号、契約者、被保険者、受取人を確認した
- 最新の契約内容のお知らせや社名変更通知を探した
- 個人契約か法人契約か、税務確認が必要かを分けた
- 変額商品なら、現在の積立金、最低保証の範囲、手数料を確認した
- 解約や減額なら、返戻金、保障消滅、再加入時の告知、税金を確認した
- 不明点は現在の契約管理窓口、販売代理店、税理士などへ確認する