「有期」と「保証期間」の意味
保証期間付有期年金(ほしょうきかんつきゆうきねんきん)は、個人年金保険の受取方式の一つです。「有期」は受け取れる年数に上限があること、「保証期間付」は最初の一定期間に被保険者が亡くなっても、残りの保証期間に対応する年金を受け取れることを指します。生命保険文化センターの個人年金保険の解説でも、保証期間中とその後を分けて説明しています。
保証期間が終わった後は、定められた受取期間内で被保険者が生存している間だけ年金を受け取ります。受取期間が終われば、生存していても年金は終了します。
15年受取・5年保証の場合
次は仕組みを理解するための例です。実際の受取年数や支払方法は契約により異なります。
| 時期 | 被保険者が生存しているとき | 被保険者が死亡したとき |
|---|---|---|
| 1~5年目 保証期間 | 契約で決めた年金を受け取る | 残りの保証期間に対応する年金を所定の受取人が受け取る。一時金で受け取れる契約もある |
| 6~15年目 保証期間終了後 | 契約で決めた年金を受け取る | 原則として、その後の年金は支払われない |
| 16年目以降 受取期間終了後 | 年金は終了 | 年金は終了 |
ここでいう「保証」は、保証期間中の受け取りについてです。払込保険料の全額や運用利回り、15年分すべての受け取りを保証する意味ではありません。
確定年金・保証期間付終身年金との違い
- 確定年金:定めた受取期間は、被保険者の生死にかかわらず受け取れます。
- 保証期間付有期年金:保証期間中は生死にかかわらず、その後は受取期間内に生存している場合だけ受け取れます。
- 保証期間付終身年金:保証期間中は生死にかかわらず、その後は生存している限り一生涯受け取れます。
どれが合うかは、「一定年数の受け取りを残したいか」「長生きした場合の上乗せを重視するか」で変わります。名称だけで判断せず、保険会社の設計書で死亡時・満了時の扱いを確認してください。
契約前・受取開始前に確認すること
- 年金の受取期間と保証期間は、それぞれ何年か。
- 保証期間中に亡くなった場合、誰が、年金または一時金を受け取れるか。
- 払込保険料の合計、年金額、解約返戻金を同じ条件で比較したか。
- 外貨建て・市場価格調整のある商品なら、為替や金利の変動で円換算額や解約時の受取額が変わることを理解したか。
まず日本年金機構の「ねんきんネット」などで公的年金の見込額を確認し、足りない期間・金額があるかを考えます。民間の個人年金保険は、その不足を補う選択肢の一つです。受取時の課税や死亡後の受取方法は契約者・受取人の関係などでも変わるため、契約書類と保険会社・税務署等の案内を確認してください。個人年金保険全体の考え方は個人年金保険のページで整理しています。