保険料を払えなかったとき

保険料の自動振替貸付とは

保険料の払込猶予期間が過ぎた後、対象の契約では解約返戻金をもとに保険会社が保険料を立て替え、保障を続ける仕組みです。

自動振替貸付は、口座から保険料が引き落とされなかった時点で必ず始まるものではありません。払込猶予期間を過ぎても保険料が未払いで、契約が制度の対象になり、立替額と利息をまかなえる解約返戻金がある場合などに適用されます。保険料の入金が遅れた契約は、適用されるか失効するかを契約先に確認してください。生命保険文化センターの説明では、定期保険や収入保障保険などは一般に対象外です。

使える契約と使えない契約

適用を判断する前に見るところ
確認点契約先に確かめること
契約の種類約款に自動振替貸付の規定があるか。解約返戻金がない契約などは利用できない場合があります。
立替え可能額現在の解約返戻金、すでに借りた貸付金と利息、今回の保険料と利息を合わせて足りるか。
適用・継続の条件適用日、立替える期間、利率、次回以降の保険料と保障の状態を確認します。

保険会社の約款例では、既存の契約者貸付や自動振替貸付の元利金を差し引いて利用可能額を判断します。商品・契約日で条件は異なり、手元の契約へ一律に当てはめられません。

立替えの後に起きること

保障が続いても、貸付残高は残る
  1. 保険料を立替え保険会社が貸付金を未払保険料に充てる
  2. 利息が発生契約ごとの利率で元利金が増える。利息を元金に組み入れる契約もある
  3. 返済・差引きを確認返済しなければ保険金・解約返戻金から差し引かれたり、立替え不能で失効したりする場合がある

図は一般的な流れです。立替えの回数、利率、失効・解除の条件は契約ごとに異なります。

立て替えられた保険料は無料ではありません。生命保険ファイナンシャルアドバイザー協会は、所定の利息が付き、未返済の元利金は保険金などから差し引かれると説明しています。保険会社の解説例では、元利金が解約返戻金を上回ると立替えできず、失効する場合が示されています。

通知を受けたら確認すること

  1. 保険会社に、現在の契約の効力、猶予期限、自動振替貸付が実際に適用されたかを確認する。
  2. 貸付元金、未払利息、利率、次の利息組入れ時期、返済方法を確認する。契約者貸付がある場合は合計残高を尋ねる。
  3. 今後の保険料も払うのが難しい場合は、貸付で続ける以外に、減額・払済などで残る保障と費用を比較する。

現金を受け取って使う契約者貸付とは目的が異なります。残高不足でまだ振替できなかっただけなら、先に口座振替の再請求・期限を確認してください。