次の保険料を払えそうにない場合は、まず契約先の保険会社へ連絡してください。払込方法、契約ごとの猶予・解除予告期間、利用できる変更手続きを確認します。支払いを止めれば自動的に負担だけが減るわけではなく、保障が失効する場合があります。
支払いが厳しいときの順番
- 払込日と契約の状態を確認する。保険会社のマイページや保険証券で、契約番号、次の払込日、未払額、払込方法を見ます。すでに遅れている場合は、猶予・解除予告期間と現時点の保障の有効性を契約先に確認します。
- 残す保障を決める。遺族年金などの公的保障、勤務先制度、貯蓄を踏まえ、死亡・医療・就業不能の不足分を整理します。保険料と保障額のバランスで、今と更新後の家計負担も比べます。
- 変更後の見積もりを取る。払込方法、保障額、特約、払済、延長(定期)保険の利用可否と、変更後の保障・保険料・返戻金を同じ日付で照会します。
- 変更が有効になったことを確認する。申込日と効力発生日、書類の受理状況を確認します。新契約への乗り換えなら、成立と保障開始を確かめてから旧契約の手続きを進めます。
公的保障の受給条件は加入歴や家族構成で異なります。保険を削る前に金融庁の公的保険ポータルで制度を確認し、個別の金額は公的窓口へ問い合わせてください。
保険会社に伝える・尋ねること
| 手元に置くもの | 保険会社への質問 |
|---|---|
| 保険証券・契約番号 | 主契約と特約は何か。保障期間と払込終了日はいつか。 |
| 保険料の案内・通帳 | 未払額と次の期限、猶予・解除予告期間、現在の契約状態はどうか。 |
| 更新通知・家計メモ | 現在と更新後の保険料はいくらか。月払・年払の変更は可能か。 |
| 変更したい保障のメモ | 減額・特約解約・払済・延長保険で、残る保障と返戻金はどう変わるか。 |
契約者本人でないと手続きできないものがあります。連絡時に本人確認書類や委任の要否も聞いてください。回答を受けたら、見積もりの有効日と担当窓口を控えます。
負担を変える方法を、影響ごとに比べる
| 方法 | 負担の変化 | 確認する影響 |
|---|---|---|
| 払込方法の変更 | 年払などで年間保険料が下がる場合がある | 一度に払う額は増える。商品によって変更できない場合がある |
| 特約の解約・整理 | 外す特約の保険料が減る場合がある | 給付対象がなくなる。連動する別の特約も外れる場合がある |
| 保障額の減額 | 減らした部分の保険料が軽くなる場合がある | 減額部分は解約扱い。最低保険金額など契約上の制限がある |
| 払済保険 | 以後の払込みを止める | 保障額が小さくなり、特約が消える。返戻金が少ないと利用できない場合がある |
| 延長(定期)保険 | 以後の払込みを止める | 死亡保障中心となり期間が短くなる場合がある。特約は消える |
| 解約 | その契約の保険料負担がなくなる | 保障もなくなる。返戻金、税金、再加入可否を確認する |
払済・延長保険は貯蓄性のある契約でも必ず使えるわけではありません。特約の解約や減額も、契約ごとの最低額・組み合わせの制限があります。保険会社に書面または画面で変更後の条件を示してもらってください。
年払への変更は、支払いに余裕があるときだけ
一般にまとめ払いは年間保険料が割安になることがありますが、年払は一度の支出が大きくなります。次の支払いが難しい人には、年間の節約だけで判断する方法は合いません。年払・月払それぞれの実際の金額、支払日、変更可能な時期を確認してください。
貯蓄型保険では、保険料の一部が積立の目的を持つため、「保険料が高い」というだけでは保障コストと積立を分けられません。途中解約の返戻金が払込額を下回る場合や、外貨建て・変額保険で為替・市場変動がある場合もあります。解約返戻金の確認方法も参照してください。
払込みを止めたままにしない
払込猶予期間が過ぎると、契約によっては自動振替貸付が適用されるか、失効します。自動振替貸付は保険会社による立替えであり、利息が付きます。返済しないまま保険金を受け取ると、元利金が差し引かれることがあります。定期保険・収入保障保険など、立替えの対象外となる契約もあります。
失効した契約を復活できる場合でも、告知や未払保険料の払込みなどが必要になることがあります。猶予期間や復活の可否は契約ごとに違うため、通知を待たず保険会社へ現在の状態を確認してください。失効・復活の手続きと保障の空白も確認できます。
変更前の確認
- 契約先へ現在の保障の有効性、次の払込期限を確認した
- 公的保障と貯蓄を踏まえ、残すべき保障を決めた
- 各案の保険料、残る保障、返戻金、変更日を同じ条件で比べた
- 乗り換えでは新契約の成立・保障開始を確認してから旧契約を扱う
次にやること
制度と手続きの確認先
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保険料を下げたいけれど、何を削るべきか迷うとき
保険料の見直しでは、解約より先に、保障の重複、特約、支払方法、払済や減額の選択肢を整理することが大切です。
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