上皮内新生物とは
「上皮内がん」は、粘膜などの表面を覆う上皮に生じたがん細胞が、上皮と下の組織を隔てる基底膜を越えていない状態です。国立がん研究センターは、この段階では転移していることはほとんどないと説明しています。ただし、病変の部位や診断結果によって治療方針は異なります。保険証券にある「上皮内新生物」の範囲も、病理診断書と契約の約款で確認してください。
がん保険では何を確認するか
上皮内新生物が保障対象外、一部のみ対象、悪性新生物と同じ条件で対象となるかは、商品・契約時期・給付の種類によって異なります。「がん保険に入っているから必ず同額が出る」「上皮内新生物なら何も出ない」のどちらも一律には言えません。
| 項目 | 確認したい内容 |
|---|---|
| 対象となる診断 | 「悪性新生物」と「上皮内新生物」がどう定義され、今回の病理診断がどちらに該当するか。 |
| 給付の種類 | 診断一時金、治療・手術・入院の給付、保険料払込免除を別々に確認する。一方が対象でも他方は対象外のことがあります。 |
| 金額と回数 | 上皮内新生物の給付額、再度支払いまでの条件、待ち期間を確認する。 |
治療費の公的医療保険の扱いと、民間のがん保険の給付条件は別の話です。診断を受けた方は、診断書や病理検査結果の名称を主治医に確認し、給付の可否は加入先の保険会社に契約番号を伝えて照会してください。新たに保障を検討する方は、医療保険・がん保険の役割と現在の貯蓄・公的保障を並べて考えられます。
医学的な定義は国立がん研究センター「上皮内がん」、給付条件の一般的な説明は生命保険文化センター「がん保険」を参照してください。