民間の生命保険料の内訳

生命保険の付加保険料とは

付加保険料は、生命保険会社が契約を募集・維持するために見込む費用部分です。個別契約の内訳が分からなくても、支払う保険料と保障を比較する方法はあります。

先に確認したいこと

ここでいう付加保険料は民間の生命保険料の内訳です。国民年金で定額保険料に上乗せして納める付加保険料(付加年金)とは別です。

生命保険料の二つの部分

これは金額の割合を示す図ではありません。契約ごとの内訳が示されない場合もあります。

保険金・給付金の原資

純保険料

将来の保険金・給付金などの支払いに備える部分。予定死亡率・予定利率などをもとに計算します。

契約を運営する費用

付加保険料

募集や契約の維持管理、保険料の収納など、事業運営に必要な費用を見込む部分。予定事業費率をもとに計算します。

払う保険料の合計は純保険料と付加保険料から成ります。契約者が比較できるのは、通常は保険料の総額と保障・契約条件です。

付加保険料に含まれるもの

生命保険料は、将来の保険金・給付金などの支払いに備える純保険料と、事業運営費用にあてる付加保険料から成ります。付加保険料は、新しい契約の募集にかかる費用や、契約を続ける間の管理費用などを見込んで計算されます。保険料を受け取るための単なる「余分な手数料」ではありません。

計算には予定事業費率が使われます。ただし、契約書に付加保険料の金額や割合が必ず載っているわけではありません。保険料を安くしたい人も、まずは自分の契約の保障・支払期間・保険料総額を確認します。

自分の付加保険料を計算できる?

保険証券や契約概要で通常確認できるのは、保険料、保険金額、保険期間、特約などです。付加保険料の内訳が示されていなければ、払込保険料から付加保険料だけを逆算することはできません。保険会社全体の事業費率を、自分の契約の付加保険料率として使うこともできません。

契約書類から読み取れることと限界
資料・数字確認できることそれだけでは分からないこと
保険証券・契約概要支払う保険料、保障額、保険期間、払込期間など純保険料と付加保険料の金額内訳
二つの見積もりの差額提示された条件での保険料差差額のうち事業費だけによる部分
保険会社の事業費情報会社全体の費用の状況自分の契約に配分された費用

保険料を比べるときは条件をそろえる

保険料の差をすべて「付加保険料の差」と考えることはできません。年齢、保障額、保障期間、特約、保険料払込期間、健康状態による区分、配当の有無など、商品や見積もりの条件が違えば比較結果も変わります。

見積もりを並べるときの確認事項
比べる項目そろえる・確かめること見落とした場合
保障保険金額、保障期間、支払事由、支払対象外、特約安く見えても必要な場面で給付されないことがある
支払う額月額だけでなく払込期間中の総額、更新後の保険料当初の月額だけで長期の負担を誤る
受け取り・手続き解約返戻金の有無、相談・請求方法、契約後のサポート貯蓄性や手続きの違いを費用差と取り違える

対面で相談できる商品とダイレクト型の商品では、説明や手続きの受け方が異なります。しかし、販売方法だけで付加保険料の割合や保険料の高低は決まりません。同じ条件の見積もりを取り、分からない点は保険会社に確認してください。

必要な保障を先に絞る

費用部分だけを減らそうとする前に、病気なら公的医療保険、働けないときは加入状況に応じた所得保障、死亡時は遺族年金などを確認します。金融庁の公的保険ポータルを起点に、家計で不足する金額と期間を考えると、民間保険で補いたい保障を選びやすくなります。

今の保険料が重いとき

まず契約ごとに、主契約と特約、更新時期、払込期間、今後の保険料を並べます。保障が過大なら、減額や不要な特約の整理ができるか保険会社に確認します。解約返戻金がある契約では、払済保険への変更も選択肢になり得ますが、変更後の保障額や特約の扱いは商品・契約によって異なります。

新しい保険への切り替えは、古い契約を解約する前に

新規契約では年齢や健康状態に応じて保険料・引受条件が変わります。現在の契約の予定利率、解約返戻金、保障の空白期間も確認し、必要なら保険会社や専門家に相談してください。

見積もりを比べる前の4項目

  • 付加保険料の割合を推測せず、保険料総額と保障内容を控えた
  • 公的保障と貯蓄でまかなえる範囲を確認した
  • 複数の見積もりで保障額・期間・特約・払込期間をそろえた
  • 乗り換える場合は、新契約の成立と旧契約の解約条件を確認した

根拠を確認できる資料

次にやること

  1. 手元の保険証券と契約概要から、月額・払込期間・保障内容を控える。保険料全体の仕組みは生命保険料の決まり方で確認できます。
  2. 保険料が負担なら、保険料を見直す方法を参考に、減額や特約整理が可能か保険会社に聞く。
  3. 解約や払済を考える場合は、現在の解約返戻金と変更後の保障額を照会する。払済保険の注意点も確認してください。

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保険料が高い理由を保険証券で整理したいとき

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サイト監修者

ふかちゃん

MoneyLifehack(マネーライフハック)編集長

株式会社イノベイドの金融情報提供事業部で、MoneyLifehack(マネーライフハック)の編集長を務めています。証券会社で家計改善・資産運用の相談業務に携わった経験をもとに、2004年から金融・投資・節約などの情報を発信しています。

プロフィール・経歴 X:@mlifehack123

記事制作:株式会社イノベイド