保険料が高い理由を、保障とコストに分ける

生命保険料の決まり方|内訳と高くなる理由を確認

保険料が高いと感じている人が、何に費用を払っているか整理するための記事です。保険料は大きく純保険料と付加保険料から成り、実際の金額は保障額・期間・年齢・商品設計などで変わります。公的保障と現在の契約を先に確かめ、必要な保障を残しながら見直しましょう。

保険料が変わる四つの要因

算定上の大分類は「純保険料+付加保険料」です。次の要因を、証券や設計書で一つずつ確認します。

保障の設計

保障額・期間

死亡・医療など、何をいくら、いつまで保障するかで変わります。

加入条件

年齢・健康状態

加入時の年齢や告知・診査の結果などで引受条件が変わる場合があります。

商品設計

貯蓄性・特約

返戻金や満期金のある商品、追加保障の特約などは保険料に影響します。

払い方

払込期間・方法

終身払か短期払か、月払か年払かで毎回の負担と総払込額が変わります。

すべての保険に貯蓄部分があるわけではありません。毎月の安さだけでなく、総払込額と受け取れる条件も比べます。

保険料の内訳は純保険料と付加保険料

契約者が払う保険料は、保険金・給付金の支払いに備える純保険料と、募集・契約管理などの事業費に充てる付加保険料に大きく分けられます。JAIFAの保険料解説もこの区分を用いています。個々の契約で両者の金額が明細として分かるとは限らないため、契約内容と見積りを確認します。

保険料の大きな二つの内訳
内訳 主な役割 確認すること
純保険料 保険金・給付金の支払いに備える部分。死亡保障や、貯蓄性のある商品での将来の給付など、商品設計によって中身が異なります。 保障額、保険期間、返戻金・満期金の有無。関連する死亡保険料と貯蓄保険料も商品に応じて確認。
付加保険料 契約の募集・引受・維持管理など、保険事業の経費に充てる部分。 同じ目的・保障条件で比較できる契約の総保険料、付帯サービスや手続きの違い。

公的保障を先に見ると保険料の過不足が分かりやすい

生命保険料を見直すときは、民間保険だけで必要額を考えないことが大切です。医療費には公的医療保険や高額療養費制度があり、会社員等には病気やけがで働けない期間の傷病手当金が関係することがあります。家族の生活費を考えるときは、遺族年金や勤務先の保障、貯蓄も確認します。

公的保障で補える範囲を確認すると、死亡保障・医療保障・就業不能への備えをどこまで民間保険で補うかを整理しやすくなります。保険料が安いか高いかだけでなく、必要な保障を残し、重複している保障や目的があいまいな特約から見直します。

公的保障を確認してから民間保険で補う範囲
不安の種類 先に確認したい公的保障・制度 民間保険で考える補完範囲
病気やけがの医療費 公的医療保険、高額療養費制度、勤務先の付加給付など。 差額ベッド代、通院・先進医療、収入減、家事・育児サポート費用など。
死亡後の家族の生活費 遺族年金、配偶者の収入、勤務先の弔慰金、貯蓄など。 教育費、住宅費、生活費の不足分を必要な期間だけ補う死亡保障。
働けない期間の収入減 会社員等の傷病手当金、障害年金、勤務先の休職制度など。 自営業者や収入減が大きい世帯の生活費、住宅ローン、固定費の補完。

保険料を左右する主な要素

年齢と健康状態 年齢が上がるほど死亡や病気のリスクが高くなるため、同じ保障でも保険料が上がりやすくなります。健康状態によって加入条件が変わることもあります。
保障額と保険期間 死亡保険金額が大きいほど、また保障期間が長いほど、保険料は高くなりやすくなります。必要保障額に合っているか確認します。
貯蓄性と特約 解約返戻金や満期保険金がある契約、医療・がん・災害などの特約が多い契約は、保険料が重くなることがあります。

保険種類ごとに保険料の性格は違う

商品種類による保険料と受け取りの違い
保険の種類 保険料の特徴 注意点
定期保険 一定期間の死亡保障に備えるため、同じ保障額なら終身保険より保険料を抑えやすい場合があります。 更新型では更新時に保険料が上がることがあります。保障がいつまで必要かを確認します。
終身保険 一生涯の死亡保障に加え、解約返戻金がある商品が多く、保険料は定期保険より高くなりやすいです。 解約返戻金や予定利率だけで判断せず、保障目的と流動性を確認します。
養老保険 死亡保障と満期保険金を組み合わせるため、貯蓄性に応じた保険料が含まれます。 満期保険金、税金、返戻率、同じ資金を預金や投資で準備する場合との違いを確認します。
医療保険 入院日額、手術給付金、通院保障、先進医療やがん特約などで保険料が変わります。 公的医療保険や高額療養費制度で対応できる範囲を確認します。

保険料を下げたいときの見直し順

保険料が重いと感じたときは、すぐに解約するのではなく、保険料を押し上げている要素を分けて確認します。必要な死亡保障まで削ると、家族の生活費や教育費に影響する場合があります。

  1. 死亡保障額が、遺族年金や貯蓄を考慮しても大きすぎないか確認する。
  2. 医療特約、がん特約、家族特約などが他の契約と重複していないか確認する。
  3. 更新型の保険料上昇、払込期間、支払方法を確認する。
  4. 貯蓄型保険は、解約返戻金、予定利率、税金、流動性を確認する。
  5. 解約だけでなく、減額、特約整理、払済、支払方法変更を比較する。

安さだけで選ばない

保険料の安さは大切ですが、支払対象外、免責期間、告知義務、更新時の保険料、解約返戻金、保障が終わる時期を確認しないまま選ぶと、必要なときに備えられない可能性があります。

証券と通知から書き出す数字

  • 契約ごとの現在の月額・年額保険料と払込終了年齢
  • 主契約と各特約の保障額、保障終了日、更新後の保険料
  • 今解約した場合の解約返戻金と、減額・払済にした場合の保障額
  • 月払・年払など支払方法を変えた場合の総払込額

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保険料が高い理由を保険証券で整理したいとき

保険料が重く感じる場合でも、保障額、特約、貯蓄性、支払方法のどこが原因かを分けると見直しやすくなります。

ほけんのAIは、LINEで保険証券や家計の悩みを整理し、必要に応じてFPオンライン相談へ進める民間サービスです。保険料を下げたい一方で、必要な保障まで削らないか確認したい人に向いています。

向いている人
保険料が高い理由を知りたい人、特約や貯蓄型保険を整理したい人、解約・減額・払済の前に確認したい人。
注意したい人
すでに解約手続きだけを進めたい人、特定商品だけを比較したい人、個人情報や家計情報の共有に抵抗がある人。

無料相談は公的な中立相談ではなく、提携FP・保険代理店等につながる可能性がある民間サービスです。AIだけで解約や契約判断をせず、公的保障、告知、解約返戻金、税金、契約条件は公式情報や保険会社にも確認してください。

保険料の理由を整理する

公式情報で確認したいページ

次にやること

  1. 保険料を構成する費用をさらに知るなら、純保険料と付加保険料を確認する。
  2. 死亡保障が高い理由を見るなら、死亡保険料を読む。
  3. 貯蓄型保険が重い理由を見るなら、貯蓄保険料を確認する。
  4. 古い契約の保険料を見直すなら、予定利率と払済保険を確認する。
  5. 保険料負担を下げたいなら、保険料と保障額のバランスへ進む。
  6. 支払方法を変えるなら、保険料の支払い方法を確認する。

サイト監修者

ふかちゃん

MoneyLifehack(マネーライフハック)編集長

株式会社イノベイドの金融情報提供事業部で、MoneyLifehack(マネーライフハック)の編集長を務めています。証券会社で家計改善・資産運用の相談業務に携わった経験をもとに、2004年から金融・投資・節約などの情報を発信しています。

このサイトでは、公的保障と家計の状況を踏まえて保険を考えられるよう、保障の役割や注意点を生活者の目線でわかりやすくお伝えします。

プロフィール・経歴 X:@mlifehack123

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