保険料未払いに気づいたとき

保険料を払い忘れたら?失効と復活の確認順

まだ猶予期間中なのか、すでに失効したのかで、必要な手続きが変わります。復活を申し込んでも、失効中の保障が自動的に戻るとは限りません。通知と保険証券を手元に置き、まず契約先へ現在の状態を確認しましょう。

失効とは

保険料の払込みが遅れても、すぐに失効するとは限りません。契約で定められた払込猶予期間があり、その後に自動振替貸付で契約が続く場合もあります。該当する制度がなく失効すると、契約の効力が失われ、失効中の保険事故は原則として保障されません。商品によっては猶予期間でなく解除予告期間を設けるなど、扱いが異なります。

今の状態から確認する4つの分かれ道

すべての契約で4つの制度が使えるわけではありません。契約先に「現在どの状態か」を先に聞いてください。

まだ失効していない

払込猶予期間中

継続に必要な保険料と払込期限を確認。期限内の支払いで契約を保てるかを聞きます。

契約が続いている可能性

自動振替貸付

保険会社が保険料を立て替える制度。適用の有無、貸付残高・利息、返済方法を確認します。

失効後の所定期間だけ

失効取消

扱う契約なら、未払保険料の支払いで失効を取り消せる場合があります。告知の要否と失効期間中の扱いを確認します。

復活を扱う契約だけ

復活

告知・診査と未払保険料の支払いなどを経て、保険会社が承諾した場合に効力が戻ります。保障の再開時点を確認します。

「失効取消」と「復活」は別の手続きです。前者を扱わない契約や、復活を扱わない商品もあります。

最初に保険会社へ聞くこと

契約状態を確認するときのメモ
確認項目 尋ねること
現在の契約状態 現在有効か、猶予・貸付・失効・解除のどの状態か。通知の到着日だけでなく、契約上の日付を確認します。
猶予期間 いつまでに、いくら支払えば継続できるか。払込方法によって期限が違わないか。
未払保険料 未払い月数と合計額。貸付の利息や復活時の所定利息が必要か。
失効中の事故 入院・手術・死亡などがあった場合、発生日と契約状態を示して請求可否を確認します。
復活の可否 失効取消・復活の取扱いがあるか。各期限、告知・診査、承諾、責任開始日を確認します。

復活とは

復活とは、失効した契約について、保険会社の承諾を得て契約の効力を戻す手続きです。一般に、未払保険料の支払い、復活申込書、告知、場合によっては医師の診査などが必要になります。

復活できる期間や条件は契約によって異なり、復活を扱わない商品もあります。失効後に健康状態が変わった場合は承諾されないこともあります。保険会社が承諾した場合でも、保障がいつから再開するかは告知・保険料払込みと約款の条件を確認してください。

復活を扱う契約の手続き

  1. 復活の対象と期限を聞く
    契約日・商品・特約ごとの取扱いと、申込期限を契約先に確認します。
  2. 必要額・書類をそろえる
    失効期間中の未払保険料、所定利息の有無、提出書類、払込期限を確かめます。
  3. 告知・診査に正確に答える
    復活時点の健康状態も質問対象になります。元の契約時の告知をそのまま転記せず、通院・服薬・検査結果を見直します。
  4. 承諾と責任開始を確認する
    申込みや保険料の支払いだけで復活が確定するとは限りません。承諾後、保障がいつ再開するかを確認します。

復活ができないとき・迷うとき

復活可能期間を過ぎた、復活の取扱いがない、すでに解約返戻金を受け取った、健康状態が変わったなどの場合は、復活できないことがあります。未払保険料をまとめて払っても今後の保険料が続けられないなら、復活が家計に合うかも考える必要があります。

失効前なら減額や払済保険への変更を検討できる契約もありますが、失効後に同じ変更ができるとは限りません。新しい保険も年齢・健康状態で条件が変わります。まず遺族年金や公的医療保険など該当する公的保障と、いま失われている民間保障を分けて確認し、契約先に利用可能な手続きを聞いてください。

失効取消と復活では、失効期間中の扱いが異なります。

復活では失効日から復活の責任開始日まで保障されないのが原則です。一方、失効取消を扱う契約では、取消しが成立すれば失効中の事故も対象になり得ます。既に入院・手術などがあれば、復活手続きだけを進めず、契約先に失効取消の可否と請求の扱いを確認してください。

失効・復活のチェックリスト

  • 保険会社に現在の契約状態を確認した
  • 未払額と猶予・失効取消・復活の期限を契約先に聞いた
  • 失効中に保険事故があれば、その日付と請求の扱いを伝えた
  • 復活後の責任開始日と、今後の保険料を続けられるか確認した

公式情報で確認する

次に確認するページ

保険料未払いに気づいたら、まず保険会社へ現在の契約状態を確認しましょう。復活できる場合でも、未払保険料と今後の保険料を続けられるか、保障内容が今も必要かを確認してから手続きを進めます。

サイト監修者

ふかちゃん

MoneyLifehack(マネーライフハック)編集長

株式会社イノベイドの金融情報提供事業部で、MoneyLifehack(マネーライフハック)の編集長を務めています。証券会社で家計改善・資産運用の相談業務に携わった経験をもとに、2004年から金融・投資・節約などの情報を発信しています。

プロフィール・経歴 X:@mlifehack123

記事制作:株式会社イノベイド