学資保険の加入率がいまだに高い理由
学資保険(こども保険)という存在。保険の中でも貯蓄性のある保険として人気です。今でも子どもがいる家庭の6割以上が学資保険に加入しているとされており、加入率の高さに驚きます。
一方で、学資保険は昔と比べると予定利率の低下などに伴って、それほどお得な運用手段ではなくなっているというのも事実です。それでも高い学資保険の加入率というのは、今の親御さんのご両親世代(おじいちゃん・おばあちゃん)の影響が強いものと思われます。
おじいちゃん・おばあちゃん世代は学生保険の一番いい時期を経験している
おじいちゃん・おばあちゃん世代は学生保険の一番いい時期(予定利率が高く高利回りだった)の恩恵を受けており、自分の子どもにも有利な運用をしてもらいたいという一心で学資保険を進めているものと考えられます。
ところが、金利低下など運用環境が悪化している中、保険会社も契約者に対して約束している「予定利率」を引き下げています。
こうしたこともあって、学資保険は「昔ほど良い商品」ではなくなってきているのが現状です。
学資保険というのは「多く人が良いものだと思っている商品」になっているものと思います。ただし、学資保険は見た目はリスクが低い運用商品ですが「貯蓄保険で考えておきたい「途中解約リスク」(2014年4月21日)」で書いている通り解約リスクなどが存在します。
今のご時世、安全な商品とも言いにくいと思います。
先日金融庁は、2014年の税制改正で「ジュニアNISA(こどもNISA)」の創設を要望しています。これは子どもの教育資金として親(祖父母)による投資を促進する税制で、1年あたり80万円までの投資による運用益を非課税とするという制度です。
ジュニアNISAについてはこうした学資保険に流れている資金を運用の場へと動かしたいという証券業界、銀行業界の思惑が見て取れます。
ちなみにジュニアNISAについては「ジュニアNISA(子どもNISA)とは?」のページで詳しく説明されています。
学資保険と投資を比較してどちらが有利か不利かを論じるつもりはありませんが、個人的にはあまり学資保険は有利とは思えないので、ジュニアNISAのような仕組みで選択肢が広がるのは非常に歓迎すべきことだと思います。
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